「参院選2人擁立、その条件に今あるのか」前原国交相(レスポンス)

前原国交相は、小沢一郎幹事長ら民主党執行部が今夏の参議院選挙で改選数2の選挙区に2人の候補擁立を進めていることについて、2日の閣議後会見で改めて慎重な姿勢を示した。

画像2枚:前原国交相と小沢幹事長

「2人区で2人擁立というのは、内閣の支持率が70%程度あったときに決められたことであって、今はかなり状況が変化している。2人擁立という条件に、はたして今あるのか」と切り出した。

参院選での2人擁立は、前原氏の地元である京都選挙区をも直撃。2人目候補者の人選で、前原氏ら京都府連が推す代議士秘書と執行部の推す長岡京市議が対立。その後「互いの主張を引っ込め、それ以外の適任者を」と話す小沢氏の推薦で、“第三の候補者”が登場した。しかし、それは現職の衆議院議員である河上満江氏(比例近畿)が辞職して立候補することだった。河上氏は元国際線キャビンアテンダント。小沢氏の政治塾で学んで、2009年8月に初当選した。

「(※参議院に鞍替えすることは)手続き的には瑕疵(かし)はない。ただ、衆議院議員を辞めさせて、欠員にしてまで参議院で出馬させることが国民的な理解を得られるのか大いに疑問を持つ」と前原国交相。

結局、京都選挙区では1人目に現職の福山哲郎副外相、2人目に現衆議院議員の河上満江氏を候補者とすることになった。2人の候補者についても、京都府連は福山氏を応援し、党執行部は河上氏を応援するという役割分担で、一応の決着を見た。

それでも「環境はかなり変わってきている。その中にあって、共倒れは避けなければいけないということで、党本部に対して2人擁立を拒否してきた」と、そもそも2人擁立に問題があるという前原国交相の姿勢は変わっていないようだ。

「2人目の候補は党本部が直轄してやられるということなので、京都府連としては一致結束して福山氏の再選を果たすことに力を入れていきたい。従って(私の)応援演説は福山さんをさせていただきたい」

各地で波紋を広げている2人擁立。支持率急落する民主党にとって、選挙も「中央集権から地域主権へ」のマニフェスト通りにはいかないようだ。

《レスポンス 中島みなみ》

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